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和フリルの

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和柄部分を縫っています。
この生地を選んだ理由は、歌舞伎の姫の柄に似ていたからです。
桜姫も、八重垣姫も、姫という名前が付くと、必ずこの朱赤の衣装です。
この生地は、枝垂桜の感じとか色とかがそっくりでした。
柄は小さいし、生地の種類もカラーシーチングみたいな
何気ない物でしたが、
歌舞伎衣装と厚さも光沢も違いますが、
(本物は、花嫁衣裳と同じ内掛けです)
柄がネヂママの頭の中にインプットされていたようです。
歌舞伎の姫の衣装はこれに黒い帯を必ずあわせるんです。

数日前に、ネヂママの独身時代の「観劇アルバム」を
見つけて懐かしく見たばかりでした。
歌舞伎座や新橋演舞場(まだ建て替える前)のチケットも
中には、洋裁学校の寮長先生と行った新派や
商業演劇のチケットも出てきました。
たまに若かりし孝夫さんとか玉三郎が客演で出ていたんです。
(なんだか玉三郎には「さん」がつけられない・・・)
当時は、歌舞伎の追っかけで、
よく出待ちして孝夫さんのサインをいただいていました。

名古屋には、この和フリルスカートが納品予定です。
もう完成していますが、いい感じです。
柄の名前は「赤姫」にします。
ビスチェセットではないので、ケミカルレースは付けずに
ネヂママお得意の細めのラインのみにしました。
by maria-540801 | 2009-03-19 22:40
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